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ブルマー狩りの季節
第9章 柿谷早苗のブルマー【遊戯・四】
私は早苗の勃起している、右の乳首を包み込んだ唇を、丸い形はそのままにして少しだけ緩めた。

そうやって、唇と乳首の環状の隙間を作って、そこに舌先を差し込んだ。

その舌先を、隙間に沿ってゆっくりと滑らせて、舌の縁(へり)で勃起した乳首をジットリと撫で回せば、早苗はすぐにその目の閉じ具合を薄くして、眉毛を引き攣らせた。

そのうちに、喉の奥が見えそうな程にまで、じりじりと口を大きく開けて、例の“間抜け”な表情を浮かべる。

因みにこの愛撫は、ついさっき散々施した、“指先”で乳首の周囲を撫で回す愛撫を応用したものである。

尤も先達ての“指先”の愛撫の際には、早苗はその口を大きく開けたまま「ハァァァァ、ハァァァァ……」と熱い呼吸を繰り返していただけだった。

でも、その指先より何十倍も柔らかい“舌先”の愛撫を受けている今は、早苗は唇の形を様々に変化させた。

合わせて早苗は、そこから溢れ出す熱い呼吸に、小さいながらも色彩豊かな喘ぎ声を、迸(ほとばし)らせて乗せた。

「ハァァァァ――あっんっ――ハァァァァ――あっ……あっ、あぁん、あっ――ハァァァァ……あぁ、あぁん……」

◇◇◇◇◇

時としてその喘ぎ声は、“水飴”を連想させるような甘い、またある種の“粘着性”を孕んだ。

「あぁぁん……あぁ、ぁぁん――ハァァァァ――んあぁぁん……」

また時として早苗は、羞恥とそれに伴う躊躇が祟って、月並みな『あん』という喘ぎ声を上げることにすら失敗し、その挙げ句として――

「んふぁあん……」

――と、奇妙な響きを帯びてしまった喘ぎを漏らし、また一度、

「ん!あ!ふ!」

と小さくそう悶えたその後、同じ組み合わせの喘ぎ声を、その猥褻な響きを何倍にもして、繰り返した。

「んんっ、あぁん、ふぅぅん……」

それはまるで早苗が『今の喘ぎ声を、より破廉恥に響かせる』ことに、早苗が果敢に挑んだようだった。

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