この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
フラワーアレンジメント
第1章 フラワーアレンジメント…
 ④

 人生で、初めてエステサロンに入った…

 女性の『美』というモノを追求し、磨きあげる場所…
 もうおじさんに足先を踏み入れている自分には、そんな空間にしか感じられない。

 なんとなく…

 『秘密の花園』的な、感覚を覚えていた…


「あのぉ、響子オーナーと約束しております、花屋の…」
 受付けカウンターのスタッフに声を掛ける。

「はい、伺っております、そちらでお待ち下さい」
 そう伝えられて目の前のロビーの豪華なソファを勧められ、座り、周りを観察していく。

 この受付けカウンターのあるスペースは、待合室も兼ねているらしく、豪華なソファセットが4セットあり…
 一見するとこじんまりした豪華なホテルのロビーみたい。

 あ、ウチのアレンジメントだ…
 そんなスペースの、おそらくは施術室への入り口の脇に飾ってあった。

 うん、いい感じだ…
 一見して、豪華、煌びやか感が伝わってくる。

「すいませんわざわざ…」
 すると後ろから響子オーナーが、名刺を手にして声を掛けてきた。

「あ、いつもお世話になっております」
 と、俺も名刺を交換する。

「初めまして…
 あら、なんかイメージ通りの方だわ…
 あ、それに…
 和也さんと仰るのね…」

「は、はい…」

 イメージ通りって?…

「ウチの旦那と同じ名前…
 うふ…間違わないわ…ね…」
 そう、穏やかな微笑みを浮かべながら云ってきた。

「え、ま、間違わないって…」

「あ、ううん、覚えやすいって…」

 俺は、この響子オーナーを目の前の間近で見て…

 その美しさ…

 華やかさ…

 煌びやかさ…

 そして妖艶さ…

 に、言葉を無くしてしまう。


 田舎から上京し、大学卒業後に都内で一流と称される商社に15年勤め…
 プライベートな私的でもまあまあな人生を送り、そしてこの地元にUターンして起業をし、紆余曲折、現在がある。

 そして…

 一応、都内ではそこそこの一流処でも遊び、目とセンスは肥えている自負もあるのだが…

『いや、久しぶりにこんな魅惑的ないい女を見たな…』
 そう想わせるほどに…

 響子オーナーは美しかった…




/14ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ