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後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第35章 出逢い~黄金の少女(おとめ)~

賛は、がっくりと肩を落とした。王妃の声が心なしか優しくなった。
「それにね、金家と王室の繋がりは、あなたもよく知っているはずよ。清明さまは、あなたの叔母上だし、昌どのは従弟だわ。清明さまの大切なご子息を男娼紛いとして扱うだなんて、到底できるはずがないことは判るでしょう。金氏は地方両班とはいえ、開国功臣を祖に持つ名門だわ。北にはまだ、明基さまのお父君も現在だし、地元ではそれこそ都の王よりも強い影響力を持っているの。その名家の直系の子息を召し上げるなんて言おうものなら、昌どのの祖父君が兵を率いて王宮に攻めてくるかもしれなくてよ」
「それにね、金家と王室の繋がりは、あなたもよく知っているはずよ。清明さまは、あなたの叔母上だし、昌どのは従弟だわ。清明さまの大切なご子息を男娼紛いとして扱うだなんて、到底できるはずがないことは判るでしょう。金氏は地方両班とはいえ、開国功臣を祖に持つ名門だわ。北にはまだ、明基さまのお父君も現在だし、地元ではそれこそ都の王よりも強い影響力を持っているの。その名家の直系の子息を召し上げるなんて言おうものなら、昌どのの祖父君が兵を率いて王宮に攻めてくるかもしれなくてよ」

