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後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第6章 蝶のいざない
だが、自分は死ななかった。どうやら天はまだ自分に生きろということらしい。ならば、また宿命を受け容れて生きるのみだ。
仮にあの男が崔家に報せ、義両親に引き渡すのであれば、やはり我が生命はそこで終わりという天の導きだろう。
一人になったことで、心の余裕ができ、自分の来し方ゆく末について落ち着いて考えるゆとりができた。もう、怖れまい。怖れず、これから起こりうるすべてを従容として受け容れ、その上で前に進もう。
仮にあの男が崔家に報せ、義両親に引き渡すのであれば、やはり我が生命はそこで終わりという天の導きだろう。
一人になったことで、心の余裕ができ、自分の来し方ゆく末について落ち着いて考えるゆとりができた。もう、怖れまい。怖れず、これから起こりうるすべてを従容として受け容れ、その上で前に進もう。