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後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第40章 花、薫る夜
 本当に優しく情の厚い人たちであった。松月楼で拾ってくれなければ、世間知らずの桂花はとっくに欺されて陰間茶屋に売り飛ばされていただろう。




 父には国王から直々に話があったようで、王宮に出かけた父は帰宅後、男泣きに泣いていた。
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