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後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第40章 花、薫る夜
 二人はどとらからともなく舌を合わせあうのを繰り返した。やがて舌先を激しく絡め合い、吸い合う。賛は桂花のすんなりとした細い片足を肩に担ぎ上げ、一挙に怒張した己を彼の奥深くに沈めた。



「ーぁあっ!」



 鋭い嬌声が上がり、賛はすかさず桂花の唇を塞ぐ。桂花の声が今宵、閨の外で不寝番を務める者たちに聞かれないためにだ。
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