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後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第41章 それぞれの想い

その朝、王妃は何故か夜明け前に目覚めた。普段、寝付きも寝覚めも良い方だと自負しており、眠りも深い。しっかりと睡眠を取って、定刻にきっちりと目覚める。お付きの馬尚宮が起こしにくるまで眠っていることは殆どない。
しかし、その朝に限って違った。
目覚める直前まで夢を見ていたような気がするのだけれど、はて何の夢であったか、内容は今一つ朧だ。まるで記憶に霞みがかかったように、ぼやけている。これもまた珍しい。いつもなら、見た夢を忘れることはないのに。
しかし、その朝に限って違った。
目覚める直前まで夢を見ていたような気がするのだけれど、はて何の夢であったか、内容は今一つ朧だ。まるで記憶に霞みがかかったように、ぼやけている。これもまた珍しい。いつもなら、見た夢を忘れることはないのに。

