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後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第41章 それぞれの想い

絹の褥に上半身を起こし、手のひらを額に当てる。睡眠時間の割には、すっきりしない。 王妃の麗しいかんばせに、苦笑が立ち上った。
「そろそろ歳ということかしらね」
呟いたその時、眼の前をひらひらと銀色の物体がよぎったような気がした。
「ー?」
王妃は眼を瞠り、何なのかを見極めようとする。これも歳のせいで視力に異常が起きたのだろうか。
と、今度は明確にその謎の物体が瞳に映じた。一羽の銀色の蝶が王妃の前をひらひらと優雅に飛んでいる。
「そろそろ歳ということかしらね」
呟いたその時、眼の前をひらひらと銀色の物体がよぎったような気がした。
「ー?」
王妃は眼を瞠り、何なのかを見極めようとする。これも歳のせいで視力に異常が起きたのだろうか。
と、今度は明確にその謎の物体が瞳に映じた。一羽の銀色の蝶が王妃の前をひらひらと優雅に飛んでいる。

