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後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第45章 新たな日々

と、ケトンは思いもかけぬことを言った。
「お父さまは勘違いしているようね。私は何もボクスのためだけにお願いしているのではなくてよ」
ホホウ、今度はそう来たか。
「彼のためだけでないとすれば、何のためなんだ?」
興味を駆られて問えば、ケトンは愛らしい顔に怒りの表情すら浮かべている。
「お父さまのために決まっているでしょ」
ギルソンは当惑した。これは想定外の話のなりゆきだ。
「何故、彼を側に置くことが私のためになるんだね」
「お父さまは勘違いしているようね。私は何もボクスのためだけにお願いしているのではなくてよ」
ホホウ、今度はそう来たか。
「彼のためだけでないとすれば、何のためなんだ?」
興味を駆られて問えば、ケトンは愛らしい顔に怒りの表情すら浮かべている。
「お父さまのために決まっているでしょ」
ギルソンは当惑した。これは想定外の話のなりゆきだ。
「何故、彼を側に置くことが私のためになるんだね」

