この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第7章 発覚
この時、雪鈴は悟った。この世のものとも思えぬ美しい銀蝶は、天の御遣(みつか)いではないのか。雪鈴の身に何か危急が起きた時、銀蝶は現れる。恐らく危急とは単に危険なときだけではなく、大きな運命の変化をも指しているのだろう。
ならば、また夢に蝶が現れたのは我が身に何か起こる予兆ともいえるのかもしれない。
蝶は雪鈴を待つように止まり、また忙しなく羽を動かしながら少しずつ前へ飛んでゆく。やはり、雪鈴をどこかへ導くかのようだ。
ならば、また夢に蝶が現れたのは我が身に何か起こる予兆ともいえるのかもしれない。
蝶は雪鈴を待つように止まり、また忙しなく羽を動かしながら少しずつ前へ飛んでゆく。やはり、雪鈴をどこかへ導くかのようだ。