この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ガトーフレーズ
第5章 crêpe sucrée
カーテンを閉めながら、キスされた。
薄いヴェールにくるまれた、二人だけの世界。
「下着も体も、俊太にしか見せないよ。だから、独り占めして……」
「はい……もう俺、雨の日絶対なにがなんでも迎えにいくし……」
耳元で囁かれて、下腹部の辺りがムズムズとした。
両手で頬を挟まれて、見つめ合いながら落とされるキス。
角度を変えて、何度も何度も……。
ブラウスのボタンを器用には外せず、もどかしそうな表情の俊太を下からこっそり盗み見る。
(かっこいい……あたしこそ独り占めしたいよ……)
明るい場所、それも馴染みのある保健室で、上の階ではみんなが勉強している学校で、こんなことをしているという罪悪感が、二人をさらにかき立てていた。
薄いヴェールにくるまれた、二人だけの世界。
「下着も体も、俊太にしか見せないよ。だから、独り占めして……」
「はい……もう俺、雨の日絶対なにがなんでも迎えにいくし……」
耳元で囁かれて、下腹部の辺りがムズムズとした。
両手で頬を挟まれて、見つめ合いながら落とされるキス。
角度を変えて、何度も何度も……。
ブラウスのボタンを器用には外せず、もどかしそうな表情の俊太を下からこっそり盗み見る。
(かっこいい……あたしこそ独り占めしたいよ……)
明るい場所、それも馴染みのある保健室で、上の階ではみんなが勉強している学校で、こんなことをしているという罪悪感が、二人をさらにかき立てていた。