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ビッケ
第1章 ビッケ…
 ⑮

「うふ…ねぇ…」

「はい?」

「あと二回できたらさぁ…」

「はい」

「わたしのペットにしてあげるわ…」

「え、ペット?」

「あ、違う、ごめん、セフレよ…」

 わたしはつい…
 間違えて、心の声を漏らしてしまった。

「え、ほ、ホントっすか?」

「うん、ホントっす」

「うわっ、マジかぁ」

「うん、マジで…」

「やれます、出来ます」
 和哉くんはそう叫び、わたしを抱いてきた。

 セフレ…

 違う、ペットだ…

 ペットの和哉…

 いや、違う…

 ペットのビッケだ…

「あっ、はぁん…」

 すると興奮したビッケ、いや、和哉くんはいきなり再び挿入れてきたのだ…
 それもわたしを抱き抱える、いわゆる座位という体位で。

 そしてお互いに見つめ合いながら…

 グチュ、グニュ、グチュ…

 舌先で一度…

 シックスナインで二度目…

 そしてさっきで三度目…

 わたしは久しぶりに、そして瞬く間に三度イッた、いや、イケた…

 そしてそれは久しぶりのセックスでもあった。

 グチュ、グニュ、グチュ…

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

「はぁん、あん、あ、いい、気持ちいいわぁ」

 グチュ、グニュ、グチュ…

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

「あん、あん、あん、あぁぁ…」


 大き過ぎず、小さ過ぎない…

 太過ぎず、細く過ぎない…

 長過ぎず、短くはない…

 しかし、カタチの良いキレイな張りのある亀頭のチンポ…

 久しぶりの当たりである。

「はぁん、あん、あ、いい、気持ちいいわぁ」

 グチュ、グニュ、グチュ…

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

「あん、あん、あん、あぁぁ…」

 そして、ディープではないがストッキングフェチで…
 
 かわいくて…

 従順で…

 三回以上できるという…

 このビッケ、いや、和哉くんは…

 わたしにとって最高のセフレ…

 いや…

 ペットだ…

「あぁ、か、和哉くん、いいわぁ…」

 そしてその内、和哉からビッケって呼んでやるんだ…

「あぁ、か、和哉くぅんん…」



 わたしは最高のペットを見つけてしまった…

 この冬が楽しみだ…


    
        Fin~♪




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