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A crescent moon
第13章 逢瀬

勢いよく硬く熱いものが私を貫いた。
それとともに粘膜が引っ張られるような感覚と、ピキッとした痛みが走る。
「あっ、つ…」
初めての性行為の時のような感覚に思わず顔を歪める私を、ヨシキは相変わらず妖艶な瞳で見つめていた。
「…美和…」
「…」
挿入したというのに彼は全く動かず私を見つめ、そして、汗で頬に張り付いた髪を撫でるように指先で絡め取った。
「…っ…どうして…」
「…なにが?」
わたしはその優しい彼の指先に触れ、目頭が熱くなった。
女が痛みを堪える姿に興奮するヨシキ。
何を考えているのか、信用していいのか、彼女がいるのかすらわからないヨシキ。
でも、かいま見える優しさと微笑と、そして、彼の吸い込まれるような青い瞳を見ていると、自分の全てを渡してしまいたくなる。
それとともに粘膜が引っ張られるような感覚と、ピキッとした痛みが走る。
「あっ、つ…」
初めての性行為の時のような感覚に思わず顔を歪める私を、ヨシキは相変わらず妖艶な瞳で見つめていた。
「…美和…」
「…」
挿入したというのに彼は全く動かず私を見つめ、そして、汗で頬に張り付いた髪を撫でるように指先で絡め取った。
「…っ…どうして…」
「…なにが?」
わたしはその優しい彼の指先に触れ、目頭が熱くなった。
女が痛みを堪える姿に興奮するヨシキ。
何を考えているのか、信用していいのか、彼女がいるのかすらわからないヨシキ。
でも、かいま見える優しさと微笑と、そして、彼の吸い込まれるような青い瞳を見ていると、自分の全てを渡してしまいたくなる。

