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A crescent moon
第4章 嫉妬

あの日から一ヶ月が経とうとしていた。
あれから、機嫌を取るように接していると正弘さんはニコニコとしている。

私が夜逃げ出すこともない。
痣だって最近は良子が驚くくらい綺麗さっぱりなくなるほどだった。

だからヨシキに会うことはなかったし、むしろ、今まで忘れていた。

とにかく家では常に緊張して、会社の帰りは必ず正弘さんにメールをする。
これは婚約する前から私が積極的にやってきたことだったけれど、義務になると気持ちが重くなった。



今は、夕飯はシチューが良いという彼の要望のため、作りかけていたハンバーグをやめ、買い物に来ている。

「1935円になりまーす。」

機械的に言う店員に無言でお金を渡し、スーパーを出る。

まっすぐ家に帰ろうとしたとき、ふと電気屋の前でテレビの音が聞こえてきた。

「この後、ミュージックス〇テー〇ョンで、あの人気話題のバンドグループが登場!チャンネルはこのままで!」

(音楽…)

そのとき、ようやくヨシキのことを思い出し、体が震えた。

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