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A crescent moon
第4章 嫉妬

涙がポロポロ落ちてきて、静かに泣いていると正弘さんが手を止め顔を上げた。

「....美和、泣くな....火、止めてくるから..」

そうじゃない、と思ったけれど小さく頷くと、彼は静かに部屋を出ていった。

「..また..謝ってくれないね....」

涙を拭い、無意識にふっと笑って広い寝室を見渡した。

しかしすぐに正弘さんが帰ってきて私に覆い被さってきた。

慣れた手付きで服や下着を取り去られ、裸になると正弘さんも服を脱ぎ捨てた。

唇を激しく重ね、手を胸に伸ばす。

その荒々しい愛撫に、頭はついていかない。なのに身体は反応するのだ。

「あっ....」

「美和、他の男なんて見るな....」

「んっ..ふぅ..」
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