この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
A crescent moon
第4章 嫉妬
涙がポロポロ落ちてきて、静かに泣いていると正弘さんが手を止め顔を上げた。
「....美和、泣くな....火、止めてくるから..」
そうじゃない、と思ったけれど小さく頷くと、彼は静かに部屋を出ていった。
「..また..謝ってくれないね....」
涙を拭い、無意識にふっと笑って広い寝室を見渡した。
しかしすぐに正弘さんが帰ってきて私に覆い被さってきた。
慣れた手付きで服や下着を取り去られ、裸になると正弘さんも服を脱ぎ捨てた。
唇を激しく重ね、手を胸に伸ばす。
その荒々しい愛撫に、頭はついていかない。なのに身体は反応するのだ。
「あっ....」
「美和、他の男なんて見るな....」
「んっ..ふぅ..」