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第37章 冬のリヴィエラ・その３

私たちは、翌日の早朝に起きたあとすぐに仕事に取りかかった。

７月30日までの間に、買い漁りからワイナリーの整備・諸々の手続きなどを取った。

三男さんから八男さん夫婦６組がすぐに運営を開始できるように大急ぎで準備を整えた。

７月30日の午後３時頃、予定通りにポルトガル方面のお仕事をすべて完了させた。

長男さんと次男さん夫婦２組が持つワイナリー農園については、フランス国内の２ヶ所を購入して、運営の手続き等をとる予定である。

７月31日頃であった。

大番頭《おおばんと》はんから『サーシャさんが買ってほしい場所がある…』と言う伝言を預かっていたので、ポーランドとチェコ・スロヴァキアへ向かった。

現地に到着した後、現地にある零細工場の建物を購入して、法的な手続き等をとる予定である。

零細工場は、クリスタルママのコスメティックとブライダルの部門の製造施設として使用する。

翌日午後４時過ぎに、私たちが乗っている専用機がワルシャワの空港に到着した。

専用機から降りた私たちは、到着ロビーで待機していたサーシャさんの娘さんたち９人と合流した。

合流後、私たちは特大バスに乗って、現地へ向かった。

購入する零細工場は、ポーランドとチェコスロヴァキアの10の地域にある建物である。

建物は、すべて老朽化していたので１から解体して作り直すことにした。

現地に到着後、早速建築工事や事務所にする場所を借りるための賃貸契約などの手続きを取った。

対象の建物を購入したあと、数日かけてオフィスビルと建物ができるまでの仮の事務所として使う部屋の賃貸契約などの手続きを取って準備を整えた。

零細工場の建物は、2007年５月１日頃をメドに製品製造と研究施設として稼働できるようするために大胆リフォーム工事を行なうことにした。

その後の協議《きょうぎ》で、９人ともポーランドとチェコスロヴァキアに滞在する形で事業を始めることが決定した。

９月29日頃に、ポーランドとチェコスロヴァキアでのお仕事が完了した。

あとは、Ｃ班のメンバーたちと交代して段取りを整えることにした。

このあとも、私たちは１日も休まずにお仕事に取り組んだ。