この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
乳房星(たらちねぼし)−1・0
第45章 憎みきれないろくでなし
「あんたはどこのどこまで弱虫よ!!…せやけんあんたは周りの意見に流されたのよ!!…恋愛結婚したかったと言うのであればなんで行動に移さなかったのよ!?」
「せやから、周りがじっと待ってろと言うたから…」
「せやけん、うちみたいな冷たい女しかいなかったのよ!!」
「………………」
「うち、あんたのことはものすごく大キライよ!!…そないにうちがイヤなら…子どもたちを連れて君波《うち》から出ていきなさいよ!!…うちはあんたとリコンしてもどーたことないから…もう一度いうけど、哲人《てつと》は…いかなる形であっても…君波《うち》の親族一同は満場一致で猛反対よ!!…せやけん、婚姻届《ショメン》を出さないわよ!!」
「困るよ~」
「君波《うち》には嫁は必要ないのよ!!(カノジョ)の親御《おや》が許すと言うても君波《うち》の親族一同は猛反対よ!!」
「ゆき…」
「なんやねんあんたは!!君波《うち》のやり方が気に入らないのであれば即リエンよ!!」
ゆきさんは、全身をブルブルと震わせながら怒り狂った。
明憲《ムコハン》は、ものすごく困った表情でゆきさんを見つめた。
このあと、明憲《ムコハン》は会社から命ぜられたお仕事を放棄した。
職務放棄した明憲《ムコハン》は、帰りの飛行機に乗る時間まで那覇市内《しない》をブラブラと歩き回った。
「せやから、周りがじっと待ってろと言うたから…」
「せやけん、うちみたいな冷たい女しかいなかったのよ!!」
「………………」
「うち、あんたのことはものすごく大キライよ!!…そないにうちがイヤなら…子どもたちを連れて君波《うち》から出ていきなさいよ!!…うちはあんたとリコンしてもどーたことないから…もう一度いうけど、哲人《てつと》は…いかなる形であっても…君波《うち》の親族一同は満場一致で猛反対よ!!…せやけん、婚姻届《ショメン》を出さないわよ!!」
「困るよ~」
「君波《うち》には嫁は必要ないのよ!!(カノジョ)の親御《おや》が許すと言うても君波《うち》の親族一同は猛反対よ!!」
「ゆき…」
「なんやねんあんたは!!君波《うち》のやり方が気に入らないのであれば即リエンよ!!」
ゆきさんは、全身をブルブルと震わせながら怒り狂った。
明憲《ムコハン》は、ものすごく困った表情でゆきさんを見つめた。
このあと、明憲《ムコハン》は会社から命ぜられたお仕事を放棄した。
職務放棄した明憲《ムコハン》は、帰りの飛行機に乗る時間まで那覇市内《しない》をブラブラと歩き回った。