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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第47章 UZA(ウザ)
(ゴーッ!!)

10月16日の朝9時頃であった。

A・Bの2班のメンバーたちが乗り込んだ専用機が那覇空港から飛び立った。

A・Bの2班のメンバーたちは、16日以降も世界各地を飛び回ってお仕事をする予定である。

そんな中で、どーでもいいもめ事が日本で発生した。

時は、午前11時半頃であった。

またところ変わって、京田辺市多々羅《きょうたなべたたら》にある大学の研究室にて…

哲人《てつと》は、研究室の主任になったあとも研究室《ここ》で研究を続けていた。

しかし、新しい研究のテーマが見つからずに苦しんでいた。

その一方で、哲人《てつと》は別の苦しみを抱えていた。

哲人《てつと》と結婚する予定であったカノジョが幼なじみの男の子をまだ愛していたことが分かった。

哲人《てつと》はカノジョと連絡を取ってはいるけど、カノジョは『ごめんなさい…』と言うだけで話にならない…

こんな気持ちで、研究室《ここ》にいていいのかどうか…

そう思った哲人《てつと》は、『研究室《ここ》の主任になるのじゃなかった…』と言うて後悔した。

この日、哲人《てつと》はまわりの人に対して『気分が悪いから帰る…』と言うたあとそのまま研究室から出て行った。

哲人《てつと》は、その翌日から休みを取って療養することを決めた。

時は、夕方5時頃であった。

またところ変わって、大阪中央区土佐堀《おおさかとさぼり》にある大手都市銀行の本店前にて…

明憲《ムコハン》の連れ子・君波沙都水《きみなみさとみ》(31歳)は、疲れた表情を浮かべながら会社から出たあと地下鉄《メトロ》の駅へ向かった。

沙都水《さとみ》は、地下鉄《メトロ》と南海電車高野線の電車を乗り継いで家に向かった。

時は、夕方6時過ぎであった。

またところ変わって、大番頭《おおばんと》はんの家にて…

沙都水《さとみ》が帰宅した時であったが、いとが国際電話《コレクトコール》をかけていた。

いとは、ものすごくあつかましい声で受話器ごしにいるゆきさんに話した。
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