この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
乳房星(たらちねぼし)−1・0
第3章 酒は大関
「ヨシタカさん、詠美《えいみ》はまだ大学4回生よ。」
「4回生…」
「結婚する時期は、まだ先のことよ。」
「それじゃあ、どうしたらいいのですか?」
「だから詠美《えいみ》が30歳になったらするのよ…」
「そうは言うけど…」
「ヨシタカさんは、意中の女性《ひと》は他にいるの?」
「(よーくん、ものすごく困った表情で言う)意中の人はいるのかって…」
「ヨシタカさんに意中の女性《ひと》がいるのだったら、詠美《えいみ》の結婚相手は選び直すから…きょうこさん…ヨシタカさんは他に好きな女性《ひと》はいるの?」

ママは、ヘラヘラ嗤《わら》いながら『よーくんは、近くにガールフレンドはいなかったのよ〜』とたまよに言うた。

私は、ものすごくあわてた表情でママに言うた。

「ママ!!」
「よーくんどうしたのよ?」

私は、ひどくおたついた表情でママに言うた。

「ママ…ぼく…意中の女性《ひと》がいるのだよ~」
「えっ?」
「えっ?じゃなくて…ぼくの意中の女性《ひと》ができたのだよ!!」

ママは、きょとんとした表情で『どこにいるのよ?』と私に言うた。

私は、ものすごくあわてた表情でママに言うた。

「ママ!!今度の日曜日にガールフレンドを連れてくるから…コーコーの時に知り合ったかわいい女の子だよ…」
「本当なの?」
「ママ!!」
「よーくん、落ち着いてよ〜」
「落ち着いてるよ!!」
「口総《くちすぼ》の奥さまは、よーくんがずっとがまんしていたからいいよと言うてるのよ〜」
「いいよって…どう言うことだよ!?」
「だから、恋をしてもいいよと言うてるのよ〜」
「恋をしてもいいよと言うけど…」
「よーくんは今まで勤勉ひとすじでがんばったので、神さまがごほうびを与えますといよんよ~」

わけの分からないことを言うなよ…

ママは、あの日の出来事をきれいに忘れたのかよ…

故人《こじん》が遺《のこ》した公正証書《ユイゴンショ》をホゴにしたらどうなるのか…

…と言うことが分からないのかよ…

…と私は言おうとした。

たまよは、優しい声で私に言うた。

「ヨシタカさん。」
「はい?」
「どうかなさいましたか?」
「どうかなさいましたかって…」
「ヨシタカさんは、ほんとうに意中の女性《ひと》はいるの?」

たまよの問いに対して、私はひどくコンワクした。

たまよは、優しい声で私に言うた。
/589ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ