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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第65章 釜ヶ崎人情
時は、夜7時半頃であった。

またところ変わって、大番頭《おおばんと》はんの家にて…

特大広間のテーブルの上には、桃子《ももこ》が作った晩ごはんが並んでいた。

広間にはいととゆらさんと遥輝《はるき》と桃子《ももこ》と幸《みゆき》の5人がいた。

健介《けんすけ》は、受験勉強に取り組んでいたので広間にはいなかった。

5人は、まだ晩ごはんを食べていなかった。

桃子《ももこ》が電話をかけていたので、まだ晩ごはんに入っていなかった。

「そうですか…分かりました…あの…哲人《てつと》さんがお宅に来られたら、家に帰るようにと伝えてください…」

桃子《ももこ》は、電話機のフックを押したあと書き抜き帳に記載されている家に電話をかけた。

この時、遥輝《はるき》がものすごく怒った声で言うた。

「オイ!!いつになったら晩ごはんを食べるんぞ!!」

いとは、ものすごく泣きそうな声で遥輝《はるき》に言うた。

「遥輝《はるき》…桃子《ももこ》さんは哲人《てつと》の友人知人《おともだち》の家に電話しているのよ〜」
「なんでそんないらんことをするんだよ!!」
「だから、哲人《てつと》がまだ家に帰ってないから心配になってるのよ〜」
「ますますはぐいたらしいんだよ!!なんで哲人《てつと》哲人《てつと》と言うのだよ!!」
「だから、哲人《てつと》がいないとごはんがおいしくないのよ…」
「ふざけるな!!もういい!!」

思い切りブチ切れた遥輝《はるき》は、席を立ったあと特大広間から出て行こうとした。

いとは、ものすごく泣きそうな声で遥輝《はるき》に言うた。

「遥輝《はるき》!!どこへ行くのよ!?」
「外へのみに行く!!この家にいたらむしゃくしゃするんだよ!!」

思い切りブチ切れた遥輝《はるき》は、家から出たあと外へ出ようとした。

「あなた待ってよ!!」

(ピシャッ!!)

電話をかけていた桃子《ももこ》は、遥輝《はるき》を呼んだ。

思い切りブチ切れた遥輝《はるき》は、戸をピシャッとしめたあと外へのみに行った。

困ったわね〜

どうしたらいいのよ…

いとは、ひどくおたついた表情でつぶやきながらあたりを見渡した。
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