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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第72章 サクセス
時は、日本時間12月2日の朝7時過ぎであった。

(ジュー…)

またところ変わって、大番頭《おおばんと》はんの家の台所にて…

台所に揚げ物を揚げる音が聞こえていた。

奈保子《なおこ》は、真弥《しんや》がお昼に食べるお弁当を調理していた。

この時、勝手口から60代後半の奥さまが入った。

奥さまは、ものすごくもうしわけない表情で奈保子《なおこ》に言うた。

「奈保子《なおこ》さん〜」
「お向かいの奥さま。」
「いそがしいところもうしわけないけど、マゴ(男の子・5歳)のお弁当を作ってほしいけど…」
「マゴちゃんのお弁当ですか?」
「嫁(46歳)が先週の金曜日に…シキュウキンシュで入院したので…嫁がお弁当を作ることができなくなったのよ…あの〜…もうしわけないけど、(マゴ)のお弁当を作っていただけますか?」
「あっ、はい。」

奈保子《なおこ》は、真弥《しんや》に作る予定のお弁当を作っていたがお向かいの奥さまにせがまれたので急きょ(マゴ)のお弁当を作ることにした。

この時であった。

ブレザーの制服姿の真弥《しんや》が通りかかった。

真弥《しんや》は、怒った表情で『行ってくる!!』と言うたあと家から出ようとした。

奈保子《なおこ》は『待って〜』と言うて真弥《しんや》を止めた。

「待ってよ!!」
「なんで止めるんや!!」
「お弁当を持って行ってよ!!」
「いらねーよ!!」
「真弥《しんや》さん!!」
「オレの弁当よりもよその家のクソガキの弁当を作る方が大事か!?」
「お向かいの家のお嫁さんは、先週の金曜日に入院したのよ!!」
「だからオレをないがしろにするのか!?」
「今は、(マゴ)ちゃんのお弁当を作っているのよ…(マゴ)ちゃんのお弁当ができたら真弥《しんや》さんの作るから〜」
「いらねーよ!!あんたの作った弁当よりも(友人)のオカンが作った弁当の方がうまいわ…せやけん作っていらん!!」
「待ってよ!!」
「どけ!!」

(がツーン!!)

思い切りブチ切れた真弥《しんや》は、グーで奈保子《なおこ》のこめかみを殴りつけた。

その後、真弥《しんや》はお弁当を持たずにそのままガッコーへ向かった。
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