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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第78章 わがまま
「ゆら義姉《ねえ》さん!!アタシと主人の思いはアタシの父の願いなのです!!施設《しせつ》で暮らしている父は、幸《みゆき》がいるコーコーのブラスバンド部がイモンに来る日を楽しみにしているのです…父は幸《みゆき》がいるコーコーのブラスバンド部が演奏するナツメロを聴くのが…」
「あんたのテテオヤはしょぼいわね!!」
「ゆら義姉《ねえ》さん!!父は家が貧しかったのでガッコーに行くことができなかったのです…」
「やかましい!!あんたのテテオヤはなまけものだからガッコーに行かなかったのでしょ!!」
「それは言いすぎです!!」
「ますますはぐいたらしいわね!!」
この時であった。
内之倉の家の家族4人が家にやって来た。
一恵《かずえ》は、奈保子《なおこ》に対して『真弥《しんや》のお弁当は?』とたずねた。
奈保子《なおこ》は、お向かいの家のマゴちゃんのお弁当を作ったから食材がなくなったと答えた。
一恵《かずえ》は、ものすごく怒った声で『あんたはなに考えているのよ!!』と言うた。
奈保子《なおこ》は『ごめんなさい!!』と一恵《かずえ》に言うた。
この時、お向かいの家の奥さまがマゴちゃんを連れて家に来た。
思い切りブチ切れたゆらさんは、お向かいの家の奥さまを両手で突き飛ばした。
(ドカ!!)
「エーンエーンエーンエーンエーンエーンエーンエーンエーンエーン…おばーちゃんが突き飛ばされた…エーンエーンエーンエーンエーンエーン…」
マゴちゃんが『エーンエーン』と泣き出した。
突き飛ばされた奥さまは、起き上がったあとゆらさんに対して『なにすんのよ!!』と怒った声で言うた。
ゆらさんは、ものすごく怒った声で奥さまに言うた。
「どついたろかクソババァ!!」
「なんなのよあんたは!!」
「やかましい!!君波《うち》にいちゃもんつけたからぶっ殺してやる!!」
このあと、ゆらさんとお向かいの家の奥さまがドカバキの大ゲンカを始めた。
「ゆらさん!!やめてください!!」
「ゆら義姉《ねえ》さん!!」
「ゆら姉さん!!やめろよ!!」
「ふたりとも落ち着いてください!!」
日菜《ひな》と桃子《ももこ》と遥輝《はるき》と和利《かずとし》の4人は、ゆらさんとお向かいの家の奥さまを止めに入った。
しかし、ゆらさんとお向かいの家の奥さまの耳に4人の声は届いていなかった。
「あんたのテテオヤはしょぼいわね!!」
「ゆら義姉《ねえ》さん!!父は家が貧しかったのでガッコーに行くことができなかったのです…」
「やかましい!!あんたのテテオヤはなまけものだからガッコーに行かなかったのでしょ!!」
「それは言いすぎです!!」
「ますますはぐいたらしいわね!!」
この時であった。
内之倉の家の家族4人が家にやって来た。
一恵《かずえ》は、奈保子《なおこ》に対して『真弥《しんや》のお弁当は?』とたずねた。
奈保子《なおこ》は、お向かいの家のマゴちゃんのお弁当を作ったから食材がなくなったと答えた。
一恵《かずえ》は、ものすごく怒った声で『あんたはなに考えているのよ!!』と言うた。
奈保子《なおこ》は『ごめんなさい!!』と一恵《かずえ》に言うた。
この時、お向かいの家の奥さまがマゴちゃんを連れて家に来た。
思い切りブチ切れたゆらさんは、お向かいの家の奥さまを両手で突き飛ばした。
(ドカ!!)
「エーンエーンエーンエーンエーンエーンエーンエーンエーンエーン…おばーちゃんが突き飛ばされた…エーンエーンエーンエーンエーンエーン…」
マゴちゃんが『エーンエーン』と泣き出した。
突き飛ばされた奥さまは、起き上がったあとゆらさんに対して『なにすんのよ!!』と怒った声で言うた。
ゆらさんは、ものすごく怒った声で奥さまに言うた。
「どついたろかクソババァ!!」
「なんなのよあんたは!!」
「やかましい!!君波《うち》にいちゃもんつけたからぶっ殺してやる!!」
このあと、ゆらさんとお向かいの家の奥さまがドカバキの大ゲンカを始めた。
「ゆらさん!!やめてください!!」
「ゆら義姉《ねえ》さん!!」
「ゆら姉さん!!やめろよ!!」
「ふたりとも落ち着いてください!!」
日菜《ひな》と桃子《ももこ》と遥輝《はるき》と和利《かずとし》の4人は、ゆらさんとお向かいの家の奥さまを止めに入った。
しかし、ゆらさんとお向かいの家の奥さまの耳に4人の声は届いていなかった。