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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第78章 わがまま
時は、12月9日の朝7時過ぎであった。

またところ変わって、特大広間にて…

テーブルにいとと遥輝《はるき》と桃子《ももこ》と幸《みゆき》と奈保子《なおこ》の5人がいた。

テーブルの上には、奈保子《なおこ》が作った朝ごはんが並んでいた。

そんな中であったが、幸《みゆき》が桃子《ももこ》に声をかけた。

「おかーさん。」
「なによぅ〜」
「話があるけど…」
「それなら、おかーさんの話を聞いてくれる?」
「またおかーさんの話〜」
「幸《みゆき》、幸《みゆき》はいつになったらコーコーに行くのよ?」
「だからなんでうちにコーコーコーコー…というのよ!?」
「おかーさんは、幸《みゆき》にコーコーに行ってほしいとたのんでいるのよ〜」
「だからなんでコーコーに行くのよ!?」
「楽しい時間を過ごすために行くのよ!!…幸《みゆき》は、同い年の子たちがコーコーへ行ってるのを見てなんとも思わないの!?」
「思わないわよ!!」
「幸《みゆき》!!おかーさんとおとーさんは幸《みゆき》がコーコーで楽しんでいる姿を見たいのよ…幸《みゆき》がブラスバンドを演奏している姿を見たいのよ…」
「おとーさんとおかーさんの楽しみはその程度しかないのね!!」

この時であった。

ダサい色のジャージ姿のゆらさんがひどく酔った状態で特大広間にやって来た。

ゆらさんの右手には清酒大関の大きめのワンカップビンを持っていた。

ゆらさんは、ものすごく怒った声で怒鳴りつけた。

「やかましいわね朝からもう!!」

桃子《ももこ》は、おどろいた声で言うた。

「ゆら義姉《ねえ》さま!!どうなされたのですか!?」
「やかましいわね湯上谷《ゆがみだに》の世間知らずの嬢《おじょう》!!」

いとは、ものすごくおたついた声でゆらさんに言うた。

「ゆら!!朝からガーガーおらばないでよ!!」
「おかーちゃん!!湯上谷《ゆがみだに》の嬢《せけんしらず》がうちにいちゃもんつけたのよ!!」
「うちはいちゃもんつけていません!!」
「ますますはぐいたらしいわね!!娘がブラスバンドを演奏している姿が見たいだって…それはどう言う意味よ!!」
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