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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第92章 歌人
さて、その頃であった。

またところ変わって、那智勝浦町北浜《きいかつうらきたはま》にある豪華ホテルにて…

館内の結婚披露場で結婚披露宴が開かれていた。

披露宴の主役は、風香《フー》ちゃんである。

結婚披露宴は、後半のキャンドルサービスが行われていた。

ローズ色のかわいいウェディングドレス姿の風香《フー》ちゃんは、各テーブルのキャンドルに小さな灯りを灯した。

風香《フー》ちゃんのダンナさんになった相手《おあいて》は、お仕事の都合上来ることができない…

…ので、風香《フー》ちゃんひとりが挙式披露宴の主役であった。

風香《フー》ちゃんのダンナさんは、ジャクサ(宇宙開発事業団)の飛行士であった…

来月はじめに宇宙ステーションに行く予定なので、さまざまな準備などで超多忙であった。

宇宙ステーションに滞在する期間は、2月1日から15年間の予定である。

その間、風香《フー》ちゃんとダンナさんは離れ離れになる…

なので、イワマツグループのA班のメンバーに再合流することになった。

時は、夕方4時頃であった。

またところ変わって、ホテルの正面玄関前にて…

正面玄関の前に特大バスが到着した。

それから20分後に風香《フー》ちゃんと挙式披露宴に出席したみなさま方たちが正面玄関に集まった。

医療事務服姿の風香《フー》ちゃんは、濃いネイビーの大きめのサックスバーのスーツケースを持ってみなさま方たちの前に立ったあと出発のごあいさつをした。

「みなさま、本日はお忙しい中…挙式披露宴に出席してくださいましてありがとうございます…これから私は、再び旅に出ます…尾鷲の総合病院にいた時にお世話になりましたみなさま…陸上自衛隊にいた時にお世話になりましたみなさま…そして、(ダンナ)さまのおうちのご親族のみなさま方…たいへんお世話になりました…みなさま方…ありがとうございました。」

風香《フー》ちゃんがあいさつを終えたあと、バスの扉が開いた。

同時に、たくさんの拍手がわき起こった。

その後、風香《フー》ちゃんはスーツケースを持ってバスに乗り込んだ。

それから10分後であった。

(ピーッ…)

JRの車掌さんにふんしたホテルのウェディングスタッフさんがホイッスルを鳴らしたと同時に、特大バスがゆっくりと出発した。

その後、みなさま方がバンザイ三唱をした。
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