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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第108章 ワルツ
(パチーン!!)
「ウェーン!!」
この時、ゆらさんがゆきさんの顔を平手打ちでたたいたのでゆきさんが泣き出した。
いとは、怒った声でゆらさんに言うた。
「ゆら!!なんでゆきを叩《しわ》くのよ!?」
「ゆきが物乞いしたから叩《しわ》いた!!」
「ゆら!!」
「ゆきは、見ているだけでもはぐいたらしいのよ!!」
この時、大番頭《おおばんと》はんは財布から1万円札を出して男子大学生に渡そうとした。
「あの…お詫び料だけでも受け取ってください…この通りでおます〜」
男子大学生は、ものすごく困った声で大番頭《おおばんと》はんに言うた。
「おカネで解決されるのはイヤなのです!!」
「そないに言わんとこの通りでおます!!」
大番頭《おおばんと》はんと男子大学生が押し合いへし合いをつづけていたので、ゆりさんたち5人のきょうだいは『こんな気持ちでごはん食べれん!!』と言うたあとさじを投げたあと店の外へ出た。
ゆらさんも『こんな気持ちでめしが喰えるか!!』と言うたあと店から出ていった。
この一件が原因で、大番頭《おおばんと》はんの家は家族でお出かけすることをやめた。
ゆきさんは、このあともわがままこねホーダイをつづけて生きた。
それから27〜28年後に、ゆきさん自身が凶悪事件に巻き込まれた。
「ウェーン!!」
この時、ゆらさんがゆきさんの顔を平手打ちでたたいたのでゆきさんが泣き出した。
いとは、怒った声でゆらさんに言うた。
「ゆら!!なんでゆきを叩《しわ》くのよ!?」
「ゆきが物乞いしたから叩《しわ》いた!!」
「ゆら!!」
「ゆきは、見ているだけでもはぐいたらしいのよ!!」
この時、大番頭《おおばんと》はんは財布から1万円札を出して男子大学生に渡そうとした。
「あの…お詫び料だけでも受け取ってください…この通りでおます〜」
男子大学生は、ものすごく困った声で大番頭《おおばんと》はんに言うた。
「おカネで解決されるのはイヤなのです!!」
「そないに言わんとこの通りでおます!!」
大番頭《おおばんと》はんと男子大学生が押し合いへし合いをつづけていたので、ゆりさんたち5人のきょうだいは『こんな気持ちでごはん食べれん!!』と言うたあとさじを投げたあと店の外へ出た。
ゆらさんも『こんな気持ちでめしが喰えるか!!』と言うたあと店から出ていった。
この一件が原因で、大番頭《おおばんと》はんの家は家族でお出かけすることをやめた。
ゆきさんは、このあともわがままこねホーダイをつづけて生きた。
それから27〜28年後に、ゆきさん自身が凶悪事件に巻き込まれた。