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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第123章 ヤマトナデシコ七変化
「ゆい。」
「なあにゆかねーちゃん。」
「ゆきは、ここから出た時に持っていったものを覚えているかな?」
「あの子、ルイ・ヴィトンのハンドバッグだけを持って行ったわよ。」
「ルイ・ヴィトンのハンドバッグだけね…分かったわ。」
「ゆかねーちゃん。」
「何よぅ~」
「ゆきは、どこの病院に検査に行ったの?」
「たしか…鴫野《しぎの》にある中型病院とは聞いたけど。」
「もしかしたらゆき…お医者さんから酷なことを告げられたのかもしれへん…」
「あの子は、ちいちゃいときから身体のあちらこちらが弱かったのよ…ゆいもあの時見ていたから分かるでしょ…」
「うん…ゆきが生まれた直後に…保育機に入れられていた…そうよね。」

ゆりさんは、深刻な表情で言うた。

「ゆきが未熟児で生まれたことが原因で…人生が大きく狂ってしまったわ…あの子…しょっちゅう忘れものばかりをしていたわ…そのたびに、おかーちゃんはゆきにガミガミといよった…他にも…学校の授業中や幼稚園のおユウギの時間の時…教室から抜け出してあちらこちらをうろついていた…」

ゆいさんは、ゆりさんが言うた言葉に対してこう答えた。

「うち、ゆきがそのようになった原因を知ってるわよ…ゆきがそのようになった原因を作ったのはオジキよ!!にへんめのおかーちゃんのオジキは女がらみの揉め事をよく起こしていたのよ…オジキが遥輝《はるき》の実母《はは》をレイプして妊娠させた事件がなかったら…遥輝《はるき》がうちに来なかったら…ゆきはこななことにはならへんかったのよ!!…それなのに…」

ゆかさんは、ゆいさんに対してこう言うた。

「もうそなな辛気《しんき》くさい話はやめにしょ…きりがあらへん…」

ゆかさんは、このあと自分の持ち場に戻った。

そうこうして行くうちに朝になった。

ゆきさんがテレビ局から出て24時間が経過したが、なんの連絡もなかった。

ゆきさんは、一体どこに行ったのだろうか?
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