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第127章 Ｒｕｎｎｅｒ（ランナー）

（ゴーッ…）

時は、アメリカ東部時間２月４日の朝６時頃であった。

Ａ班のメンバーたちとドナ姐《ねえ》はんが乗っている専用機がニューヨークジョンＦケネディ国際空港に到着した。

Ａ班のメンバーたちとドナ姐《ねえ》はんは、専用機から降りたあとタラップ下に停まっている特大バスに乗り込んだ。

（ブロロロ…）

朝６時半頃であった。

Ａ班のメンバーたちとドナ姐《ねえ》はんが乗り込んだ特大バスがジョンＦケネディ国際空港から出発した。

バスは、都市高速道路《ハイウェイ》を通ってマンハッタンの中心地へ向かった。

朝７時半頃であった。

特大バスは、マンハッタンの中心地・ミッドタウンの地下鉄《サブウェイ》33丁目駅付近の交差点に到着した。

スクランブル交差点はおおぜいの人たちでにぎわっていた。

バスの中にて…

私は、エクスペリアのウォークマンで歌を聴きながら考え事をしていた。

イヤホンから爆風スランプの歌で『Ｒｕｎｎｅｒ（ランナー）』が流れていた。

きょうからまた…

多忙な日々がつづく…

いつになったら…

恋ができるのだろうか…

バスは、朝８時頃にメットライフビルの正面玄関前に到着した。

Ａ班のメンバーたちとドナ姐《ねえ》はんは、バスから降りたあとビルのエントランスホールに入った。

受付で手続きをすませたあと、案内係の人たちと一緒にオフィスへ向かった。

このあと、午前９時からの予定でイワマツグループで働くスタッフさんたちの保険保障の見積もりなどの大事なお仕事をする予定である。

午後１時からは、レキシントン街にあるスタバで三浦工業《みうら》の現地法人の担当者さまたち20人と会って機種変更工事などの打ち合わせを行う予定がある。

夜７時からは、イースト・ヴィレッジで暮らしている大富豪さま（保険会社の担当者さまの上司のお父さま・資産家）の米寿のお祝いパーティに出席する…

…この日は、深夜11時半頃までスケジュールが詰まっている。

ニューヨークには２月17日頃まで滞在する予定である。