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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第132章 ふぞろいの人生
「もしもし、鴫野《しぎの》の(中型病院)さまでございますね…うちは、君波ゆきの次姉《あね》でございますが…あの子…ケータイを置いて外へ出たのでうちが預かっています…要精密検査…ゆきは、身体の具合がそんなに悪いのですか?…もしもし…うちはゆきと離れ離れになっているので…あの子の様子はよくわからないのですが…分かりました…次回、帰国する日が決まってないので…帰国した際に精密検査に行くように伝えておきます…どうもすみませんでした。」
(ピッ…パタン…)
ゆかさんは、ケータイをとじたあと大きくため息をついた。
ゆりさんは、ゆかさんに声をかけた。
「ゆか。」
「なあにおねーちゃん。」
「ゆきが検査を受けた病院から電話があったのね。」
「うん。」
「ゆきは、要精密検査と言われたのね。」
「せや…エコー検査で子宮ケイツイガンの疑いが見つかったのと…MRI検査で脳の血管にコブが見つかったのよ。」
ゆりさんは、おどろいた声で言うた。
「それは非常に危ないわよ!!このままだと、ゆきは死んじゃうわよ!!」
「そんな〜」
ゆりさんは、ものすごく困った声で言うた。
「次回、ヨシタカさんのテレビ出演する日がまだ決まっていないわね…沖縄ヘ行く予定ができた場合…途中で伊丹か関空に到着するかどうかよ…こんな非常時にゆきはなに考えているのよ!!」
この時、大番頭《おおばんと》はんがつらそうな声で言うた。
「もうそななことはどーでもええ…それよりもアテは腹がへってんねん…風香《フー》ちゃん、イナさん…プルコギはまだでおますか〜」
「おまたせいたしました〜」
このあと、エプロン姿の風香《フー》ちゃんとイナ姐《ねえ》はんがプルコギが入っている大きな鍋を持って特大広間に入った。
その後、食卓づくりを始めた。
(ピッ…パタン…)
ゆかさんは、ケータイをとじたあと大きくため息をついた。
ゆりさんは、ゆかさんに声をかけた。
「ゆか。」
「なあにおねーちゃん。」
「ゆきが検査を受けた病院から電話があったのね。」
「うん。」
「ゆきは、要精密検査と言われたのね。」
「せや…エコー検査で子宮ケイツイガンの疑いが見つかったのと…MRI検査で脳の血管にコブが見つかったのよ。」
ゆりさんは、おどろいた声で言うた。
「それは非常に危ないわよ!!このままだと、ゆきは死んじゃうわよ!!」
「そんな〜」
ゆりさんは、ものすごく困った声で言うた。
「次回、ヨシタカさんのテレビ出演する日がまだ決まっていないわね…沖縄ヘ行く予定ができた場合…途中で伊丹か関空に到着するかどうかよ…こんな非常時にゆきはなに考えているのよ!!」
この時、大番頭《おおばんと》はんがつらそうな声で言うた。
「もうそななことはどーでもええ…それよりもアテは腹がへってんねん…風香《フー》ちゃん、イナさん…プルコギはまだでおますか〜」
「おまたせいたしました〜」
このあと、エプロン姿の風香《フー》ちゃんとイナ姐《ねえ》はんがプルコギが入っている大きな鍋を持って特大広間に入った。
その後、食卓づくりを始めた。