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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第134章 鈍色の日
時は、日本時間2月14日の朝7時過ぎであった。

またところ変わって、和歌山市新留町《しないしんりゅうちょう》にある借家にて…

台所にエプロン姿の哲人《てつと》がいた。

哲人《てつと》は、自分の力で生きなきゃだめだと感じたので料理をしていた。

哲人《てつと》は、だし巻きたまごを作っていたが思うように行かずに苦しんだ。

そこへ、沙都水《さとみ》があわてた表情で台所に入った。

沙都水《さとみ》は、おどろいた声で哲人《てつと》に言うた。

「ちょっと哲人《てつと》さん!!なにしているのよ!!」
「えっ?…自分のお弁当を作っているのだよ〜」
「お弁当は、市役所の人が注文しましたと言うていたわよ!!」
「そなな話は聞いてねえよ!!」
「哲人《てつと》さん!!」
「オレは自分の力で生きなきゃだめだと思ったから料理をしているのだよ!!」
「料理はアタシがしますから、のいてください!!」
「なんでのかなきゃいかんのや!!」
「家のことはアタシがしますからいいですよ!!」
「そんなことしたらオレがだめになるのだよ!!」
「大丈夫です!!アタシがします!!」

この時であった。

シルクのネグリジェ姿のゆきさんがリビングにやって来た。

ゆきさんは、めんどくさい声で言うた。

「なんやねんもう〜…朝からガーガーおらばないでよ〜」

沙都水《さとみ》は、ものすごく困った声でゆきさんに言うた。

「義母《おかあ》さん!!哲人《てつと》さんに言うてよ!!」
「せやからうちになにを言えと言うのよ?」
「家のことはアタシがするのに哲人《てつと》さんが勝手にしていたのよ!!」
「分かったわよ!!うち、頭が痛いねん!!」

沙都水《さとみ》に対して怒った声で言うたゆきさんは、両手で頭を抱えながら座り込んだ。

哲人《てつと》は、ゆきさんに対して声をかけた。

「かあさん…かあさん…」
「哲人《てつと》。」
「かあさん大丈夫?」
「大丈夫よ…ただの片頭痛《ずつう》よ…バファリン(鎮痛剤)のんだらよくなるわよ〜」
「かあさん〜」
「哲人《てつと》、戸だなにあるバファリンを取ってよ〜」
「(哲人《てつと》、めんどくさい声で言う)分かったよ〜」

哲人《てつと》は、戸だなからバファリン(鎮痛剤)の箱を取り出したあとゆきさんに渡した。
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