この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
乳房星(たらちねぼし)−1・0
第174章 あの日によく似た青い空
「あなた待ってよ!!」
「なんぞぉ!!」
「あなた!!朝ごはんがたくさん残っているわよ!!」
「オレは急ぐんや!!あと15分したらバスが来るのだよ!!」
「あたしが県庁に電話してあげるから!!」
「なんで電話するのだ!?」
「『朝ごはんを食べていないので、少し遅れます…』と言うてあげるから…」
「ふざけるな!!則本《ひとのいえ》のカネを根こそぎドロボーしておいてひとこともわびんのか!?」
「あなた!!」
「おどれはどこのどこまではぐいたらしい嫁だ!!オレが幹部自衛官になれなかった原因は全部オドレにあるのだ!!ふざけるなクソアマ!!」

智之《ともゆき》は、ものすごく怒った声でことはを怒鳴りつけたあと家から出ていった。

残された家族4人は、ボーゼンとした表情であたりを見渡した。

さて、その頃であった。

またところ変わって、姫路市広畑区富士町《ばんしゅうひろはたふじちょう》にある新日鉄《せいてつこうば》にて…

福也《さちや》さんは、1年ごとに更新するケーヤク社員で働いていた。

夜勤を終えた福也《さちや》さんは、自販機コーナーで紙カップのブレンドコーヒーをのんでいた。

この日は快晴で、澄みきった青空が広がっていた。

福也《さちや》さんは、澄みきった青空を見つめながらつぶやいた。

オレは…

今の暮らしをつづけていいのか…

オレは…

なんでイワマツグループをクビになったのか…

その理由が…

今も分からない…
/589ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ