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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第175章 九月の雨
時は、9月1日の午後1時過ぎであった。

ところ変わって、今治新都市《しんとし》にあるイオンモールの正面玄関付近にあるスタバにて…

長い間、話に出ていなかった奈保子《なおこ》は、パートで1日4時間勤務していた。

奈保子《なおこ》は、2年くらい前に哲人《てつと》と結婚した。

ふたりがどう言ったいきさつで出会ったかについては不明である。

時間が来たのでパートを上がった奈保子《なおこ》は、店から出たあとバス乗り場ヘ向かった。

その後、バスを乗り継いで済生会病院ヘ向かった。

(ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ…ザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザー…)

奈保子《なおこ》が新居浜駅行きのバスに乗っていた時であった。

雷が鳴ったあと、1時間に30ミリにそうとうする激しい雨が降り出した。

バスが済生会病院前のバス停に着いた時であった。

雨の降り方が非常に激しくなった。

バスから降りた奈保子《なおこ》は、大急ぎで病院ヘ向かった。

時は、午後3時過ぎであった。

ところ変わって、ゆきさんが入院している個室病棟《びょうしつ》にて…

びょうしつにはゆきさんと奈保子《なおこ》がいた。

哲人《てつと》は、花びんのお花を替えに外に出たのでいなかった。

この最近、ゆきさんはさびしげな表情を浮かべるようになった。

出された食事を残すことが多くなった。

奈保子《なおこ》は、ものすごく心配げな表情でゆきさんに言うた。

「義母《おかあ》さま〜」
「奈保子《なおこ》さん。」
「身体《おからだ》は?」
「よくないわよ…うちの身体《からだ》は…完全に弱っているのよ…」
「そうですか…」

この時であった。

ゆきさんは、奈保子《なおこ》に対して『もれる…』と言うた。

奈保子《なおこ》は、大急ぎで近くに置かれていた白の四角形の簡易便器を手に取った。

「義母《おかあ》さま、待ってください!!」
「奈保子《なおこ》さん、早くして…」
「分かりました…」

奈保子《なおこ》は、簡易便器をきちんとセットしたあと排出できるタイセイを整えた。

「義母《おかあ》さま〜」
「(ゆきさん、か細い声で言う)ありがとう。」

この時、哲人《てつと》が新しいお花が入っている花びんを持って部屋に入った。
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