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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第182章 終わらない唄
時は、朝6時45分頃であった。

またところ変わって、今治市玉川町《たまがわちょう》の鴨部団地《かんべだんち》にある福也《さちや》さんの実家にて…

実家の大広間のテーブルに章弘《あきひろ》と麻里子温大夫婦《まりこはると》と智之《ともゆき》とことはの5人がいた。

テーブルの上には、ことはが作った朝ごはんがならんでいた。

智之《ともゆき》は、ものすごく怒った表情で手提げバッグとジャケットを手にしたあと立ち上がった。

ことはは、家から出ようとした智之《ともゆき》を止めた。

「あんた!!」
「なんや!!」
「ごはんがたくさん残っているわよ!!」
「オレは急いでるのだよ!!」
「あさごはんを食べてよ!!」
「あと10分したらバスが来るのだよ!!」
「遅れそうだったら電話してあげるから!!」
「なんやオドレ!!もういっぺん言うてみろ!!」
「あさごはんを食べと言うてるのよ!!」
「なんやオドレ!!また夜中にお絵かきしていた役立たずがなにいよんぞ!!」
「アタシのどこが役立たずよ!!」
「だまれ!!則本《うち》の貯金《カネ》をドロボーした娘《ババ》がえらそうにしやがって!!どけ!!どけと言うたらどけ!!」
「なんてことを言うのよ!!」
「どけ!!」

(ドカ!!)

思い切りブチ切れた智之《ともゆき》は、ことはを突き飛ばしたあと家から出ていった。

智之《ともゆき》に突き飛ばされたことは、『ううう…』と泣き出した。

この時であった。

温大《はると》がなまいきな表情で麻里子《まりこ》に言うた。

「麻里子《まりこ》。」
「なによぉあんた!!」
「なんで智之《ともゆき》にニンカンキョヒしろと言うたのだ?」

思い切りブチ切れた麻里子《まりこ》は、温大《はると》の頭をコバチで殴りつけた。

(ガーン!!)

麻里子《まりこ》にコバチで殴られた温大《はると》は、怒った声で言うた。
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