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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第190章 慟哭(どうこく)
翌朝9時半頃であった。

福也《さちや》さんの実家に温大《はると》が勤務している職場から電話がかかってきた。

電話の応対は、麻里子《まりこ》がしていた。

「ごめいわくをおかけしてもうしわけございませんでした…あの…すみませんけど…主人はここ数日の間…体調を崩しているんです…家の中でゴタゴタが発生したことが原因で…ひどい頭痛とめまいがすると言うてました…本当なのです…主人は、極度のノイローゼにおちいってるのですよ…今すぐに療養したいと言うているのです…人が足りないから困っているから来てほしいと言うけど…無理です…若い従業員さんたちが頼りないと言うのはどう言う事ですか!?…それはああたのケイエイシュワンが悪いからでしょ…アメリカの大統領が変わったからどーのこーのとグズグズ言わずに若い従業員たちに仕事を教えるなりなんなりしなさいよ!!」

(ガシャーン!!)

思い切りブチ切れた麻里子《まりこ》は、電話をガシャーンと切ったあと『キーッ!!』と怒り狂った。

さて、その頃であった。

またところ変わって、JR大西駅の近くにある公園にて…

温大《はると》と愛人《おんな》が個室トイレから出た。

この時、智之《ともゆき》がものすごく恐ろしい血相でふたりの前にやって来た。

「智之《ともゆき》…智之《ともゆき》どうしたのだ!?」
「オドレクソ野郎!!」

智之《ともゆき》はここ刃渡りの鋭いナイフで温大《はると》を斬《き》りつけた。

「助けてくれ!!」

智之《ともゆき》は、温大《はると》をナイフで激しく斬《き》りさいた。

温大《はると》は、その場で死亡した。

「コラ!!やめなさい!!」

この時、通りかかった警官が智之《ともゆき》を阻止するために拳銃を取りだした。

そして…

(ズドーン!!ズドーン!!)

智之《ともゆき》は、警官が発砲した拳銃で撃たれて死んだ。

愛人《おんな》は、その場から逃げ出したあと行方不明になった。

福也《さちや》さんの実家の名義は、麻里子《まりこ》になっていた…

則本《のりもと》の家の財産の名義も麻里子《まりこ》になっていた…

…ので、温大《はると》は無一文の状態で死別《リコン》とあいなった。

和真《かずま》は、終身自衛官で通す気持ちが硬《かた》いので、家に帰る見込みは完全になくなった。
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