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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第192章 雨のレクイエム
「火曜日…火曜日が一番イヤだった…うちはあの時…NHK(総合テレビ)で火曜日の夜7時半のアニメをよく見ていたのよ…何月何日の火曜日だったのかおぼえてへんけど…(親類の男の子)くんが見たい番組が始まる時に『(アニメ)!!』と言うてわがままこねたのよ!!…うちは(アニメ)をみしてもろたけど…30分後に…(親類の男の子)くんが…うちをグーで殴りつけたのよ…止めに入ったゆなねーちゃんとゆみねーちゃんも殴られた…ゆみねーちゃんはうちの100倍殴られたのよ!!」
「義母《おかあ》さま!!落ちついてください!!」
「キーッ!!」

思い切りブチ切れたゆきさんは、部屋中を暴れまわった。

「やめて!!やめて!!」

奈保子《なおこ》は、必死になってゆきさんを止めた。

この時、哲人《てつと》が病室に戻って来た。

哲人《てつと》は、ものすごく怒り狂った声で言うた。

「非常事態が発生したぞ!!富田校区全域に緊急安全確保が発令されたぞ!!」

必死になってゆきさんを止めている奈保子《なおこ》は、泣き叫ぶ声で言うた。

「あなた!!こっちも非常事態が発生したのよ!!」
「そんなことよりも緊急安全確保が発令されたのだぞ!!周りが水びたしになっているのだぞ!!」
「分かってるわよ!!それよりも義母《おかあ》さまが暴れ出したのよ!!」
「そんなことよりも、一階のフロアに水が入ったのだぞ!!」
「義母《おかあ》さまはどうするのよ!!」

この時、近くの川からあふれ出た大量の水が病院の一階のフロアに侵入した。

たいへんだ…

病院の一階が水に浸かった…

(ゴーッ!!ゴーッ!!)

同時に、より恐ろしい暴風音《ぼうふう》がふきあれた。

たいへんだ…

どうすればいいのだ…
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