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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第197章 生きてりゃいいさ
またところ変わって、今治市喜田村《しないきたむら》にある済生会病院にて…

ゆきさんが入院している病室にゆきさんとゆなさんとゆみさんがいた。

哲人《てつと》は、外へ買い出しに行ったので病室にいなかった。

奈保子《なおこ》は、スタバへパートに行ったので病室にいなかった。

ゆなさんとゆみさんは、このあと韓国へ向かう予定であったが時間が空いていたのでゆきさんのお見舞いに来た。

ゆみさんは、ものすごくつらい表情でゆきさんに言うた。

「ゆき、あんた大丈夫?」
「大丈夫じゃないわよ~」
「先週の日曜日(17日)に台風が来た時に、吐血したみたいね…ほんで緊急のオペを受けたよね。」
「うん。」
「ゆきはこのままでいいの?」

ゆみさんからの問いに対して、ゆきさんはうつろな表情で『分かんない…』と答えた。

(コンコン…)

この時、ドアをノックする音が聞こえた。

ドアの向こうからゆかさんの声が聞こえた。

「おまたせ〜、今ついたわよ。」

ゆなさんは、ドアごしにいるゆかさんたちに声をかけた。

「あっ、は~い。」

(ガチャ…)

病室のドアがひらいたあと、ゆりさんとゆかさんとゆいさんが入った。

ゆかさんは、右手に千羽鶴左手に一六本舗のロゴ入りの大きな紙袋を持っていた。

「ゆりねーちゃん、ゆかねーちゃん、ゆいねーちゃん。」
「ゆな、ゆみ。」

ゆみさんは、ゆかさんに言うた。

「ゆかねーちゃんたちは、きのうどこにいたの?」
「堀江町《ほりえ》の三浦工業《みうらのほんしゃ》でお仕事をしていたのよ…きょうは、ビーマックの海事部の担当者さまたちと打ち合わせをしているけど、陽子さんと美澄《みすみ》さんとミンジュンさんにお仕事を引き継いで半休《やすみ》とって、ゆきのお見舞いに来たのよ。」
「そうだったのね。」

ゆかさんは、右手に持っている千羽鶴を見せながらゆなさんとゆみさんに言うた。
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