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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第203章 父娘坂(おやこざか)
「ゆき、ゆき、どないしたんぞ?」

ゆきさんは、ものすごくつらい表情で言うた。

「おとーちゃん。」
「ホンマに大丈夫なのか?」
「頭いたいねん…」

ゆきさんは、ひねた声で言うたあとベッド入ろうとした。

この時であった。

(ドバドバドバドバドバドバドバドバ…)

ゆきさんが着ているパジャマのパンツがびちょびちょに濡れた。

大番頭《おおばんと》はんは、おどろいた表情で言うた。

「ゆき、ゆきどないしたんや!?」

哲人《てつと》は、大急ぎでゆきさんのもとに行った。

「かあさん!!今すぐに着せ替えるから…かあさん!!」
「あなた!!」
「奈保子《なおこ》、今から浴室へ行こう!!」
「うん分かった!!」

哲人《てつと》と奈保子《なおこ》は、ゆきさんを抱きかかえたあと浴室へ向かう準備を始めた。

奈保子《なおこ》は、大番頭《おおばんと》はんに声をかけた。

「おじいさま!!」
「奈保子《なおこ》さん〜」
「義母《おかあ》さまの換えの肌着類をお願いします!!」
「ほな、きょう買ったばかりのエアリズムでかまん?」
「それです!!」

大番頭《おおばんと》はんは、肌着類が入っている紙袋を手に持ったあと一緒に浴室へ向かった。

ところ変わって、浴室にて…

哲人《てつと》は、大急ぎでゆきさんが着ているパジャマと下着類を脱がしたあと身体をきれいにする作業を始めた。

「かあさん、今きれいにするからね。」

奈保子《なおこ》は、大番頭《おおばんと》はんに声をかけた。

「おじいさま!!あとは哲人《てつと》とアタシでやりますので、部屋に戻ってください。」
「ほな、たのんまっせ〜」

このあと、大番頭《おおばんと》はんは、びょうしつに戻った。

ひどく変わり果てたゆきさんを見た大番頭《おおばんと》はんは、より深い悲しみに包まれた。

ゆきは、ホンマにかわいそうな子や…

ワテひとりのせいで…

ゆきが大病になった…

ワテは…

これからどないしたらええねん…
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