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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第211章 どこへ帰る
「うう…」

桜子たちとアンナがいない…

悲しくなった私は、大広間のテーブルに座ったあと泣き出した。

私は、ポーチの中からエクスペリア(スマホ)を取り出したあとウォークマンのアプリを開いた。

耳にイヤホンをつけたあと、プレイリストの歌手検索のページを開いた。

つづいて、聴きたい歌手名にカーソルを五木ひろしさんにかぶせたあとタップした。

つづいて、聴きたい曲にカーソルをかぶせてタップして、一曲リピートに設定してプレイボタンを押した。

イヤホンから、平尾昌晃先生の作曲・山口洋子先生の作詩の歌『どこへ帰る』が流れた。

うううううう…

私は、歌を聴きながら泣いた。

恋人の小径《こみち》をひとりで歩くのはつらい…

桜子たちとアンナがまだ帰っていない…

フランソワさんたちとA班のリーダー5人とミンジュンさんとどこへ行ったのか…

桜子たち…

アンナ…

桜子たち…

アンナ…

桜子たち…

アンナ…

私は、桜子たちとアンナを呼びながら泣いた。

そして、そのまま眠りについた。

あと9日あまりで、2018年が終わる…

71歳まで生きていくことができた今だから、つらかった時期をもう一度ふりかえってみよう。
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