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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第222章 恋唄綴り
時は夕方5時半頃だった。

ところ変わって、大阪キタの新地・曽根崎通りにて…

私は、ショルダーバッグとファミマで購入した酒と食べ物が入っているレジ袋を持って通りを歩いていた。

通りにある店の看板の灯りとネオンが灯っていた。

若いカップルさんたちと大学生のグループたちと若い女性のグループたちが通りを歩いていた。

通りのスピーカーから、堀内孝雄さんの歌で『恋唄綴り』が流れていた。

通りに面した店の前に、客引《ポンび》きのニイチャンが『お安くしときますよ〜』などと言うてカンユウしていた。

私は、そんなヒマはないのだよ…

悪いけど、他の客を選べよ…

私は、背中でそうつぶやきながら歩いた。

さて、その頃であった。

またところ変わって、京都中京区木屋之町《きょうとなかぎょうきやのちょう》にあるファミマにて…

例の事件が発生したファミマの従業員口にあのヤローがいた。

女性従業員さんに対してしつように愛を求めたあのヤローは、にえきらない表情を浮かべていた。

あのヤローは、女性従業員さんが出てくるのを待っていた。

そこへ、ヤキソバヘアでももけたハラマキ姿の番頭《ばんと》はんがやって来た。

「コラ御曹司《クソガキ》!!ちょっと話しがあるからテメェのツラを貸せ!!」
「なんやこの野郎!!ワーッ!!」

思い切りブチ切れたあのヤローは、番頭《ばんと》はんをボコボコに殴りつけた。

「やめろ…殺さないでくれ〜」

番頭《ばんと》はんは、必死になって助けを呼んだ。

この時であった。

派手なシャツを着た10人前後のチンピラたちがかけつけた。

「ああ!!」
「竹宮《アニキ》!!」
「テメェ!!よくも竹宮《アニキ》をどつき回したな!!」
「なんやオドレ!!ワーッ!!」

思い切りブチ切れたあのヤローは、10人前後のチンピラたちに殴りかかった。

しかし、あのヤローは返り討ちを喰らった。

「離せ!!」
「オラ!!ふざけやがって!!」
「オドレ御曹司《クソガキャ》!!コンクリ詰めだ!!」
「イヤだ!!死にたくない!!」
「ふざけるなこの野郎!!」
「おい、連れて行け!!」
「へえ!!」

10人前後のチンピラたちは、ボロボロに傷ついたあのヤローを車に乗せたあと、現場から走り去った。

あのヤローは、その後コンクリ詰めに遭って亡くなった。
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