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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第225章 想い出迷子
「竹宮。」
「へえ。」
「ジョウネンジの御曹司《クソガキ》はどないなった?」
「へえ、大和川《かわ》の河口にドラム缶ごと沈めやした。」
「そうか…よくやった~」
「へえおおきに〜」
「これでジョウネンジの家も終わりだな〜」
「へえ。」

田嶋組長《くみちょう》は、不気味な声で番頭《ばんと》はんに言うた。

「おい竹宮。」
「へえ。」
「陸自少年工科学校《りくじのダンシコー》にいた御曹司《クソガキ》どもはあと何人残っている?」
「あと、9人でおます。」
「9人か…」
「残った9人も、ガッコーと寮のキヤクを守らずに自由と権利ばかり主張した…幹部自衛官《クソセンコー》どもは、御曹司《クソガキ》どもの居場所がなくなったら困ると言うて置きつづけた…」
「その9人は、どうなったのだ?」
「9人のうち、3人はそのまま卒業しました…しかし、自衛官はクビになりやした…6人は、脱走したあげくにサツにパクられました。」
「卒業した3人は?」
「3人は、家からカンドーされているので帰る家はありません…うち2人は、14年前に発生した強盗殺人事件を起こしたあと、サツにパクられました…先月…2人は留置所で首を吊りやした。」
「そうか…もうひとりは?」
「マンネンインですね…あのヤローは、20年前に名古屋で発生したカップルさんの襲撃事件の実行犯のひとりでした…実行犯の中でゆいつ逮捕されていない男です…その男は…どこかでぬくぬくと暮らしていると思いますよ。」
「よし分かった…竹宮…マンネンインをさがせ…見つけ次第、コンクリ詰めだ!!」
「へえ、わかりやした。」

このあと、二岡たちヤクザ連中と番頭《ばんと》はんと溝端屋のダンナは、2〜3時間に渡って話し合いをした。

こわくなった私は、ふとんに入ったあと震えまくった。

明け方5時頃であった。

私は、やつらが寝ている間に出発準備を整えた。

それから80分後に、私は旅館から出発した。

やつらが寝ている間に…

早く逃げなきゃ…
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