この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
乳房星(たらちねぼし)−1・0
第1章 プロローグ・いぬのおまわりさん
時は流れて…11月10日のことであった。

またところ変わって、内モウコ自治区東部にある国境の町・マンシュウリに到着した。

マンシュウリは、中国とモンゴルとソヴィエトの三つと国境を接している人口17万人の都市《まち》…

19世紀まではのどかな遊牧地であった…

20世紀初頭に鉄道が開通したのを機に、国際貿易都市・中ソ間の交通の要所として発展した。

(ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ピーッ…)

駅の構内に、ソヴィエトから運ばれてきた物資を積んだ貨物列車がゆっくりと通過した。

市街地には、たくさんの高層ビルが建ち並んでいた。

ところ変わって、東世紀大街にある大型病院にて…

大型病院には、私の実父のコリンチャンスイワマツキザエモンセヴァスチャンが入院していた。

病室には、セヴァスチャンじいさんと番頭《ばんと》はんと番頭《ばんと》はんが雇った付き人軍団の男たち50人が待機している。

番頭《ばんと》はんは、セヴァスチャンじいさんと密談をしていた。

「竹宮《たけみや》…」
「へえ。」
「例のアレは大丈夫か?」
「はっ…例のアレは、フレンチリバーにいるケントさんご夫妻にすべて託しやした…じいさんのユイゴン通りに、イワマツの財産書に記載されている全財産は、きょうこさんの胎内《なか》にいる息子・コリントイワマツヨシタカグラマシーに行き渡るように手はずを整えやした。」
「ホーデ、ホーデ…」
「それでは、例の公正証書遺言《ユイゴンジョウ》は、読み上げても構いませんか?」
「ああ…そうしてくれ…大急ぎで手はずを整えてくれ。」
「へえ。」

番頭《ばんと》はんとセヴァスチャンじいさんの密談は、約40分間に渡ってつづいた。
/589ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ