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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第18章 くちびるからサスペンス
時は、1月29日の午後3時頃であった。
この時、私はドナ姐《ねえ》はんと一緒に渡米したので日本《このくに》にはいなかった。
この話は、放浪中のママが主人公である。
(テーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテー…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…キーッ、プシュー…)
またところ変わって、ことでん片原町駅のすぐ近くの商店街にある純喫茶店にて…
今治市中心部から逃れたママは、道後温泉街にあるドナ姐《ねえ》はんの置屋で働いていた元の奴《やっこ》さんと会って話をしていた。
ママは、元の奴《やっこ》さんに対して私を探していると伝えた。
奴《やっこ》さんは、ママに対して私が置屋を訪ねてきたことを伝えた。
「ああ、よーくんね…うちの置屋に来たわよ。」
「来たって…それはいつ頃?」
「さあ、そこまではおぼえてないけど…」
「困ったわ…どうしよう…」
「姐《ねえ》はんとも連絡が取れないのよ。」
「困ったわ…」
「おやくに立てなくてごめんなさい…」
「いいの…自分の力でよーくんを探す…」
ママは、ものすごくつらい表情でつぶやいたあとのみかけのおひやをゴクゴクとのみほした。
(ボーッ、ボーッ、ボーッ…ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)
時は、夕方6時過ぎであった。
ママは、国鉄宇高連絡船に乗って再び旅に出た。
連絡船から降りたあと、国電宇野駅から宇野線と山陽本線の電車を乗り継いで西へ向かった。
ママは、2月1日から長崎・熊本・鹿児島・宮崎・大分・山口・高知…の各地を回って私を探し回った。
ママは、私がカラオケ流しをしながらママを探していたことを佐賀市内で暮らした元の奴《やっこ》さんから聞いたのであちらこちらを回って私を探した。
しかし、私を見つけることはできなかった。
この時、私はドナ姐《ねえ》はんと一緒に渡米したので日本《このくに》にはいなかった。
この話は、放浪中のママが主人公である。
(テーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテーテー…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…キーッ、プシュー…)
またところ変わって、ことでん片原町駅のすぐ近くの商店街にある純喫茶店にて…
今治市中心部から逃れたママは、道後温泉街にあるドナ姐《ねえ》はんの置屋で働いていた元の奴《やっこ》さんと会って話をしていた。
ママは、元の奴《やっこ》さんに対して私を探していると伝えた。
奴《やっこ》さんは、ママに対して私が置屋を訪ねてきたことを伝えた。
「ああ、よーくんね…うちの置屋に来たわよ。」
「来たって…それはいつ頃?」
「さあ、そこまではおぼえてないけど…」
「困ったわ…どうしよう…」
「姐《ねえ》はんとも連絡が取れないのよ。」
「困ったわ…」
「おやくに立てなくてごめんなさい…」
「いいの…自分の力でよーくんを探す…」
ママは、ものすごくつらい表情でつぶやいたあとのみかけのおひやをゴクゴクとのみほした。
(ボーッ、ボーッ、ボーッ…ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)
時は、夕方6時過ぎであった。
ママは、国鉄宇高連絡船に乗って再び旅に出た。
連絡船から降りたあと、国電宇野駅から宇野線と山陽本線の電車を乗り継いで西へ向かった。
ママは、2月1日から長崎・熊本・鹿児島・宮崎・大分・山口・高知…の各地を回って私を探し回った。
ママは、私がカラオケ流しをしながらママを探していたことを佐賀市内で暮らした元の奴《やっこ》さんから聞いたのであちらこちらを回って私を探した。
しかし、私を見つけることはできなかった。