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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第18章 くちびるからサスペンス
「きょうこさん!!」
「なによぅ〜」
「ハクジョーしなさいよ!!」
「あたしは知らないわよ!!」
「否定してもだめよ!!」
「アタシが通帳を盗んだ証拠がどこにあるのよ!?」
「ふざけるな!!あのお金は、オニイに婚約者を連れ去られた御子息に払う慰謝料よ!!他にもオニイは悪いことをたくさんしたのよ!!出入りしていた事務所《くみ》の組長《おやぶん》の情婦《レコ》を手ごめにしたあと殺した…近所の人妻によこれんぼしたあげくにダンナとお子さまふたりをオニイが殺したのよ…他にもママのオニイは女がらみのもめ事をたくさん犯したのよ!!損害賠償が払えなくなったら…あんたのせいでこの店がなくなったら…その時はより高い代償《コースト》を払ってもらうから覚悟しなさいよ!!」

なんなのよ一体…

ものすごく怒り狂ったママは、近くに置いていた果物ナイフで女《ホステス》を斬《き》りつけた。

「ふざけるな!!」
「イヤアアアアア!!」

ものすごく怒り狂ったママは、果物ナイフで女《ホステス》をズタズタに斬《き》りつけて殺したあと女《ホステス》が使っていたロッカーの中から高価な品物と現金500万円を盗んだ。

その後、ママは現場から逃走した。

それからまた数日後であった。

ところ変わって、松山市米野町の山林にて…

山林に愛媛県警の捜査員たち300人がいた。

捜査員たちは、あやしいと思われる場所でシャベルを使って土をほっていた。

この時であった。

土の中から女《ホステス》が血まみれの遺体で発見された。

「課長!!」
「どうした!?」
「遺体が発見されました!!」
「なんだと!!」

このあと、捜査員たちの手によって女《ホステス》の遺体を引き上げた。

それからまた数日後であった。

愛媛県警は、死体遺棄の容疑で同僚の女《ホステス》・ウクダカナコを全国に特別手配した。

強盗殺人については、ウクダカナコが事情を知ってるので逮捕後に聴取する…で決定した。

女《ホステス》を殺したママは、松山から逃げ出したあと長崎・熊本・鹿児島・宮崎・大分・山口の各地を逃げ回った。

ウクダカナコがママと女《ホステス》がもめている現場を見ていた…

それを知ったママは、私を見つけることをやめてウクダカナコを探すことにした。

ウクダカナコがサツにしょっぴかれる前に…

なんとかしなきゃ…
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