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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第19章 かあさんの子守唄
時は流れて…

1982年8月27日の夜7時過ぎであった。

ところ変わって、宮崎市橘通《みやざきたちばなどお》り西にある居酒屋にて…

テーブル席に、ママと友人の女(デートクラブ嬢)が座っていた。

テーブルに、枝豆と冷や奴とエビチリが並んでいた。

8月19日の夜遅くに松山市で女《ホステス》が殺された事件が発生した…

それから数日後に女《ホステス》の遺体が松山市米野町《しないこめのまち》の山林で発見された…

ママは、事件当日に女《ホステス》とトラブルを起こした。

ママは、その前にも似たようなトラブルを起こした。

ママは、友人のコに対して『このままでは破滅してしまう…』と言うた。

ママから話を聞いた友人のコは、ものすごく困った声で言うた。

「きょうこちゃん。」
「なによぅ〜」
「過去に起こしたもめごとをこのままにしていいの?」
「えっ?」
「えっ?じゃないでしょあんた…先週の木曜日の夜に松山《マッチャマ》でホステスが殺された事件が発生した…亡くなったホステスの同僚のウクダカナコが特別手配されたのは聞いたけど、他に思い当たるフシはあるの?」
「思い当たるフシはあると聞かれても分からないわよ〜」

友人のコは、より厳しい声でママに言うた。

「あんた、この頃生活態度が悪いみたいね…きょうこちゃん!!」
「なによぅ〜」
「テレビに映っている番組を見なさいよ!!」

友人のコは、ママに対して店内にあるテレビを見なさいと言うた。

店内にあるナショナルα2000の18型のカラーテレビに宮崎放送が映っていた。

この時間は(セールス枠放送で)『それは秘密です』が放送されていた。

テレビの画面に、涙のご対面のコーナーが映っていた。

画面には、実の母親を探している40代後半の男性が大きく映っていた。

その横にいる司会の桂小金治さんが、男性の秘密さんの生い立ちなどを説明していた。

ママは、ぼんやりとした表情でテレビを見つめていた。

友人のコは、怒った声でママに言うた。
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