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第1章 情熱の国から来たアイツは、ピザまん男子

マルコの声に、カフェ中の人の視線が集まる。



「マ、マルコ…声がね…。」



何とか静かに、させようとしてるのに



「オー・ソレ・ミーオ！君は僕の太陽だ！」



一人で、イッちゃってるよ！



おばちゃんたち、マルコにウットリ見とれてるし！



「分かった！分かった！マルコ、場所を変えよう！」



「場所？そこは、ミラを食べれるかい？」



「ミラでもエラでもべラでもいいから、早く行こ！」



とにかく私は、この場を去りたい！



「シー！ミッラ、夜景が綺麗な所に行こう！」



「分かった！行こう～！」



『夜景が綺麗』…私は咄嗟に、イルミネーションが見える海辺に行くと思ったのだ。