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みんな大好き♡中華まん男子
第3章 身も心もヒリヒリ…スパイシー辛口カレーまん男子
金曜日
「きゃあぁ~!終わらない!」
週末はいつもデータ入力を頼まれる。
自社システムに数字を入れていくだけの単純作業。
だからいつもは、そんなに手こずる事はない。
「ヤバイ…何処が違うのかな…。」
その時…恐ろしい声が降ってきた。
「おい…まだなのか?」
ひぃいぃ~正弥様だ~!
早く終わると思って、帰りにご飯に誘ったのに。
このトラブルで、待たせてしまってる。
「う~ん…何か、プログラムの調子が~。」
「君の凡ミスをプログラムのせいにするな。入力した事しか、機械は動いてない。」
「はい…ごもっともです…。」
正弥は隣に座って
「何が解らないんだ。」
と、ディスプレイを覗き込む。