この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
みんな大好き♡中華まん男子
第3章 身も心もヒリヒリ…スパイシー辛口カレーまん男子
「わぁ~!!何するのよ!」
「貸せ!こんな数字の羅列見てたら、夜が明ける!」
「へっ?きゃあぁ~!」
ゴゴゴォー!
正弥が押し退け、椅子のキャスターの勢いのまま、端っこまで滑って行く。
何とか途中のデスクに掴まり、止まって正弥を見ると、表を見ながら凄い勢いでテンキーを叩いていた。
タカタカタカタカ…!
その手つきは、ピアニストの様に優雅にさえ見える。
タッタンッ!
フィニッシュでエンターキーを叩き、その手はおでこ辺りまで高らかに上がる。
その指先は、バレリーナの様に美しく伸びていた。