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第3章 身も心もヒリヒリ…スパイシー辛口カレーまん男子

ん？でも…


「何も言ってくれなかったじゃない！」

「君が断れば、良かっただけだろう！」

「なっ…だって！正弥の取り引き相手だったから断り難かったのよ！」

「俺のせいにするな！君が優柔不断なだけだろ！」

「違うわよ！正弥が一言止めろって言ってくれれば止めたのよ！」

「俺が何で、言わなきゃならない？自分の事くらい、自分で判断したまえ！」


ムカつく～！



私たちの大声に、行き交う人の注目を浴びる。



「私の気持ち知ってるくせに～！意地悪ばかりして！」

「意地悪なんかするか！面倒臭い！」

「はいはいそうですかぁ～！どうせ面倒な女ですよ！所詮、正弥様の召し使いですよ～だ！」



自分で言ってて、泣きそうになる。



「あぁ！もう、煩い！」



正弥の不機嫌な顔が、凄い勢いで近付いてきた。



ヤバイ！頭突かれるっ！！