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第1章 情熱の国から来たアイツは、ピザまん男子

結局、高級ホテルのフロント階にある、お洒落なカフェに連れてこられた。　



マルコは流石最先端モードの国イタリアーノ、キレイ系なコーディネートでキメてるし、スタイルがやっぱり日本人とは違う。



それに比べて…就活帰りで髪を束に結び、リクルートスーツで化粧だって普段より薄い…



マルコと並ぶと、明らかに異質なんだけど！



「はい！ミラ、何でも好きなモノを頼むといいよ！」



「あ、ありがとう…。」



「プレーゴ。」



ん？アミーゴとかじゃなくて…そしたら流れ的におかしいよね。　



「それ…意味は何？プレーゴって…。」



質問すると、マルコは嬉しそうに笑って



「どういたしまして…だよ。」



なによ…どう致しましてって、知ってるじゃない…。



「そう…。プレーゴって言うの。」



「シー！」



頬杖付いてマルコは、甘いマスクで微笑んだ。