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第4章 寒い冬には、ほっこりフカフカ肉まん男子

新年も明けて、寒さが一段と強くなる。



「はぁ…今日は、一段と寒いわね…。」



諸葛包子(もろかつほうこ)、２０歳



只今、愛しいダーリンとのデートの待ち合わせ中である。


でも…

「君、めっちゃ可愛いね！俺たちと遊ばない！」
「結構です！」

「御嬢さん…おじさんが、ご飯奢ってあげようか！」
「キモい！」

「ブオンポメリッジョ！ミキャ～モ、マルコ～！」
「ノー！サンキュー！」



変な外人にまで、声を掛けられたわ。



「こんな可愛い君を待たせるなんて、さぞかしカッコいい王子様なんだね！」



最後に声を掛けてきたナンパ男はそう言った。



「包～子ちゃ～ん！」

「来た！伍吾一く～ん！」



走って来た、愛しい彼…



中村伍吾一、２１歳