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第4章 寒い冬には、ほっこりフカフカ肉まん男子

「えっ！あの肥満体の奴が君の彼氏？」

「えぇ…素敵でしょ…。」



いつ見てもウットリしちゃうわ…伍吾一くん。



刺す様な寒い空気の中を白い蒸気を昇らせながら、タプタプ揺れて走ってくる。



あぁ…なんてジューシー！



この姿が見れるだけで、寒空の下を待った甲斐があるわ。



ナンパ男たちは、呆気に取られて去って行く。　



「包子ちゃん、待たせてごめんね！途中の歩道橋で、大きな荷物抱えたお婆ちゃんが居たから、手伝ってて…。」



キュン…伍吾一くん、なんて優しいのかしら！



「ううん！大丈夫よ！お婆ちゃん良かったわね！」

「お礼に、肉まんもらっちゃって…。」



困った顔をしている。　
お婆ちゃん…ウマイわね。



「どこかで、レンジ借りて食べましょう。」

「うん！」